内蔵スピ-カ ドライバ 〜SpkQQ〜 version 3.41(Windows95対応) チュートリアル マニュアル ♪♪ SpkQQ とは... ♪♪ SpkQQは、PC-98シリーズとIBM-PC/AT互換機(DOS/Vマシン)のWindows上でWAVEサ ウンドを鳴らすためのドライバです。どのPCにも付いている「ビープ用内蔵ス ピーカ」を使ってWAVEを再生するので、サウンドボード等は必要ありません。 また、マルチメディアドライバとしてWindowsに組み込まれますので一般のアプ リケーションやゲームがWAVEを鳴らせるようになります。 version 2.xx はPC-98シリーズ専用でしたので、名前は[SPK98]でした。 PC/AT互換機に対応した時に、名前に98が付いていてはまぎらわしいので、1を プラスして[SPK99]に、そして〜SpkQQ〜に統一する事にしました(^_^)。 SpkQQはシェアウェアです。インストール後の1週間は無料で試用出来ます。 試用で気にいって下さった方は、NIFTY-Serveのシェアウェア送金代行システム等 で作者に500円を送金して下さい。詳しくは「SpkQQヘルプ(SPKQQ.HLP)」を インストール後に読んで下さい。 ♪♪ 内蔵スピ-カ ドライバとしての特徴 ♪♪ ◇ 再生中でもマウスカーソルが移動できます ◇ WAVE再生中にもマウスカーソルが移動出来て、クリックの先行入力が可能です。 また、再生中でもRS-232C割り込みがかかりますので、通信中にも使用可能です。 ◇ オーバーサンプリング再生 ◇ CPUパワーに合った任意の再生レートが指定出来ますので、あらゆるサンプル レートのWAVEを再生可能です。高い再生レートを指定すれば(CPUパワーを要し ますが)本来低いレートで録音されたWAVEも高音質で再生出来ます。特にCPUに 高い負荷をかけない限り、音程は水晶の精度で再生します。 ◇ すべてのPCM−WAVEフォーマットに対応 ◇ 量子化ビット数は8/16ビット、チャンネルはモノラル/ステレオ、サンプル レートは8〜64kHzに対応していますので、およそすべてのWAVEを再生出来る と思います。ADPCM-WAVE(4ビット)は、Microsoft製のMSACM.DRV(ウェーブマッ パ)を組み込む事で再生可能になります。 ◇ 様々な再生パラメータが設定可能 ◇ 音量、低音増強、エコー 等の再生パラメータが設定出来ます。 ◇ 98ノートに対応 ◇ 98ノートの内蔵スピーカでも大きな音が出るように調整が可能です。 ◇ インストーラ/リムーバを内蔵 ◇ 専用のインストーラが付属していますので、簡単にWindowsにインストール出来 ます。また、取り外しもすぐに出来ます。 ♪♪ SPK98時代からのバージョンアップ履歴 ♪♪ ◇ SPK98 ver2.20(初公開版) -> 2.23 ◇ ・AFTER-DARKやMSゴルフがうまく動作しない点を修正 ・MIDIファイル再生中にWAVEを鳴らすとテンポがおかしくなる点を修正 ・[Windowsにインストール]と[ユーザー登録] 時の不具合を修正 ・ICON警察の指名手配リストのBGMが連続して鳴る様に修正(ループ再生に対応) ・チューチューマウスを使用していると[再生テスト]が失敗する点を修正 ・インストール時に4つのサンプルWAVEファイルを生成する様に変更 ・一部の遅いCPUに対応(音質を落として再生) ◇ SPK98 ver2.26 ◇ ・インストール時にWINPCM.DRVを削除した場合、WINPCM用のVxDが残ってしまう場 合があり、これを修正 ・Windows Sound System がインストールされている状態でSPK98をインストールし た場合、WSSのADPCMドライバも削除するようなメッセージを出していた点を修正 ◇ SpkQQ ver3.01 ◇ ・IBM-PC/AT互換機(DOS/Vマシン)に対応し、名前も変更 ・再生中にマウスカーソルが動くように変更 ・98ノート用の設定が簡単に出来るように変更 ・使用機での再生レートの自動設定機能を付加 ・セットアップ時にクイックリファレンスで機能の説明を表示するようにした ・タイマー操作方法を一部変更 ◇ ver3.21 ◇ ・98ノート用の設定が9821N?でうまく動作しなかった点を修正 ・EPSON機のハイレゾモードで再生が速くなる場合があった点を修正 ◇ ver3.33 ◇ ・コンプレッサによる音量を最適化する機能の追加 ・「SpkQQセットアップ」をアイコン化出来るようにした ・AFTER-DARKへの個別対応(WAVE再生を制御) ・WSS-テキストリーダへの個別対応(テキストリーダのバグに対応) ・FM音源での再生に対応 ・「ファイルに保存」が失敗する場合があった点を修正 ・ヘルプに対応 ・[アップデート(U)]時、古いDLLが残ってしまう場合がある点を修正 ・ディレイタイムが長い時うまくディレイがかからない場合がある点を修正 ◇ ver3.41 ◇ ・インストール時の不具合修正 ・Windows95対応 ♪♪ インストール/アップデート ♪♪ 必ず下記の方法で行って下さい。コントロールパネルからは組み込めません。 (1) SPKQQ.LZHを1つのディレクトリに解凍して下さい。 (2) プログラムマネージャかファイルマネージャから(1)で作成した SPKSETUP.EXEを実行します。 (3) 新規インストールの場合は[Windowsにインストール(I)]を、旧バージョン からのアップデートの場合は[アップデート(U)]をクリックします。 (4) 動作環境(98/IBM-PC)を選択します。 (5) 説明書、サンプルWAVEファイル等のインストール先のディレクトリ を指定してインストールを開始します。 (6) インストールが成功したらWindowsを再起動します。 これで再起動後からWAVEが再生出来るようになります。インストール後は、 プログラムマネージャに「SpkQQ説明書」のアイコンが作成されますので、 御使用にあたっては、これを良く読んで下さい。  アップデートの際、もし[アップデーチ(U)]ボタンが有効にならない場合 は、一旦[Windowsから取り外す(M)]でSpkQQを取り外した後、[Windows にインストール(I)]でインストールして下さい。 ♪♪ SPK98 version 2.23 を Windowsにインストールされた方 ♪♪ SPK98 version 2.23 のインストーラに一部不都合な点がございました。 修復可能なものですので、インストールされた時点で下記の項目に当てはまって いた方は、SYSTEM.INIをチェックして頂けるようお願い致します。 (1) SPK98のインストール時に、メッセージに従ってWINPCM.DRVを削除した場合 SYSTEM.INI の [386Enh]セクションに device=VPCMDRVD.386 あるいは device=VWINPCMD.386 のいずれかが残っている場合があります。現在WINPCM.DRV を使っていない場合はSYSTEM.INIからこれらの行を削除し て下さい。 * SYSTEM.INIの例 * [386Enh] permswapdosdrive=c permswapsizek=4199 device=VPCMDRVD.386 ←残っていたら削除して下さい(WINPCMのVXD) device=VWINPCMD.386 ←残っていたら削除して下さい(WINPCMのVXD) device=VXDSVR.386 ←削除したらダメです(SPK98のVXD) ** WINPCM.DRVは IRUKA氏制作の内蔵スピーカドライバです ** (2) Windows Sound System を組み込んであった場合 SYSTEM.INI の [drivers]セクションから WaveMapper=MSACM.DRV の1行がインストーラによって削除された可能性があります。 「SPK98でWSS付属のWAVファイルが再生出来ない」場合は この行があるかどうかをチェックして、無ければ以下の ように追加して下さい。 * SYSTEM.INIの例 * [drivers] timer=timer.drv wave=SPKQQ.DRV WaveMapper=MSACM.DRV ←この行をこのセクションに追加して下さい 【以上】